Terra Charge 株式会社（以下、「当社」）は、2024年2月10日に行われたENECHANGE株式会社の「2023年12月期 個人投資家様向け決算説明会」の質疑応答において、当社に対して事実に基づかない発言が行われ、誤情報の流布による不当な競争行為を受けていることを認識しました。

当社は、このような誤った情報開示に対し厳重な抗議を行います。我々の実績や事業戦略について虚偽と不正確な主張がなされたことは、投資家や顧客、取引先に対する当社の信頼を損なうものであり、容認することはできません。

ENECHANGE株式会社に対しては、当該発言の訂正と誤りの修正を求めるとともに、今後このような不正確な情報開示が再び行われないよう強く要求します。また、当社は法的手段を含む適切な措置を検討することも含め、この件についての対応を進めてまいります。

●個人投資家からの質問
「今週某メディアでTerra Chargeの社長が初戦に勝ったと言っています。2024年のオーダーがすでに1万基入っているらしく今期の補助金入札の障害になりそうです。城口社長はイギリス在住で日本にあまり来られないようですが、このような状況で陣頭指揮などをとる必要はないのでしょうか。」

この質問に対して、ENECHANGE株式会社 代表取締役CEO 城口洋平氏は、実際の回答として以下の趣旨の発言*をしております。
*なお、現在アーカイブ動画として公開されている質疑応答の動画は、本件に関する城口氏の回答部分が一部削除されています。本件への対応も、下記「事実確認5」で求めます。

・Terra Chargeは未上場だから適当なことを言っている
・Terra Chargeはほぼパチンコ店に設置していて、充電器も使われていない
・ENECHANGE社はモラルの高い運営をしてTerra Chargeはモラルが低い

事実と異なる発言のため、正しい情報の開示と発言の訂正を求めます。また、本件における当社の見解は下記です。

＜記＞

事実1：　当社はパチンコ店だけではなく、多種多様な施設にEV充電器を設置している

当社のEV充電器はパチンコ店にのみ設置されている、という事実を曲げた誇張された表現と発言がありました。2024年2月12日時点での当社のEV充電器の設置数は1,837ヶ所、4,520口です。

内訳として、パチンコ店には626口のEV充電器を設置をしていますが、他にも、宿泊施設には765口、賃貸マンションには1,199口など、パチンコ店以外にも多種多様な場所に設置しています。
当社の合計設置口数に対するパチンコ店への設置口数の割合は約13.8％であり、パチンコ店のみに設置しているという発言の訂正を求めます。

事実2：　当社は数字根拠をもって、適切に発言をしている

メディアでの発言は客観的な事実に基づいて公表しています。当社は「マンション等の自宅充電」は2,139口、「移動経路充電」は32口、「目的地充電」は2,349口を設置*しています。

2023年に設置したEV充電器数（マンション等の自宅充電、移動経路充電、目的地充電の合計）では、当社がENECHANGE社を上回っております。決して、当社が未上場だから適当な発言をしているわけではございませんので、発言の訂正を求めます。企業規模で発言する内容と姿勢を変えることも致しません。

*自宅充電/移動経路充電/目的地充電：経済産業省発表「充電インフラ整備促進に向けた指針」（2023年10月18日）「参考資料」に基づく定義
https://www.meti.go.jp/press/2023/10/20231018003/20231018003-2.pdf

事実確認3：　ENECHANGE社のシェア62％について

今回のENECHANGE社の発表では、シェア62％と公表されていますが、これは目的地のみのシェアであり、基礎充電を入れると大きくシェアが下がるものと推察しています。シェア62％は、2023年12月末の数字であり、現時点の目的地充電のスポット数は以下の通りとなっています。個人投資家やステークホルダーをミスリードするような情報提供は避けていただきたいと考えています。

＜パブリック充電のスポット数*＞
・ENECHANGE：1,196
・Terra Charge：1,169
・DMM EV CHARGE：169
・Myプラゴ：76
・WeCharge：40
・YourStand：6
*認証アプリ提供サービスのEV充電器設置スポット数の抜粋（2024年2月12日時点 EV充電スタンド情報サイト「GoGoEV」より）

事実確認4：　他社の充電利用について

ENECHANGE社の充電利用は他社の5倍から10倍使われているということを明言されていますが、他社の充電利用状況がわからない中で不正確な発言であり、発言の訂正を求めます。

事実確認5：　情報開示について

本件に関する、個人投資家への回答において当社への発言部分を削除した内容でアーカイブ動画が公開されています。上場企業として、透明性のある情報の開示と誠実な対応を求めます。

https://enechange.co.jp/ir/
https://www.youtube.com/watch?v=EFdUoS594w4

事実確認6：　EV充電器設置台数「No.1」訴求について

「No.1」を自社サイトや広告で訴求されていますが、マンションなどの基礎充電まで含めた設置台数ではなく、目的地充電だけで「No.1」を表示するのは優良誤認表示ではないでしょうか。上場企業の姿勢として、個人投資家が誤解するような誇大広告や表現を訂正いただきたいと考えています。

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当社は引き続き、透明性と誠実さを基本としたビジネスの実践を維持し、投資家や顧客、取引先との信頼関係を構築していくことを固く約束いたします。