小郡市様(福岡県)
市の二酸化炭素排出削減に不可欠な充電インフラ整備のため、TerraCharge の導入を決定
2050年カーボンニュートラルの実現を目指すわが国にとっての喫緊の課題は充電インフラ整備。
コスト面に課題があったが、無料で導入可能なEV充電インフラとして国内トップクラスであるTerraChargeを高く評価し、連携協定を締結。
この度、EV充電インフラ「Terra Charge」の導入を決定していただいた小郡市様に、インタビューを実施いたしました。自治体様に限らず、EV充電の導入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
EVの普及促進は、二酸化炭素排出量削減という課題解決に有効である
地球温暖化の抑制・ ピークオイル対策という 2 つの課題に対して有効とされている手段の一つが、内燃機関を使わず電気をエネルギーとしてモーターで走行する EV の普及拡大です。
政府は、2035年までに新車販売の 100 %を電動車にするという目標を掲げています。しかし、わが国において、 EV の普及を阻害している大きな要因の一つに、質・量ともに十分な充電インフラが整理されていないことが上げられます。
2050年カーボンニュートラルの実現を目指すわが国にとって、充電インフラ整備は喫緊の課題と言えます。
本市では、運輸部門における二酸化炭素排出量の削減を促進することが課題となっており、EV の普及促進はその解決のための有効な施策になると思われます。
2020年度の温室効果ガス排出量について、本市の部門別構成比は、全国のそれと比べると、産業部門は 31%(82 千t-CO2 )で 12 ポイント少ない一方で、運輸部門は 29%(75千t-CO2 )で 10 ポイント多い傾向にあります。(運輸部門の排出量のうち自動車分野が 96%を占める。)
本市においてEVの普及促進を図るには、充電インフラ整備は必要不可欠です。
無料・国内トップクラスのためTerra Chargeを安心して導入
充電インフラ整備には、イニシャルコスト(充電器の購入費や設置費等の初期費用)やランニングコスト(電気代や修繕料、保守メンテナンス費用等)など、補助金を活用しても毎年多額の費用が発生します。
現在、小郡市内には5か所の民間施設に7基の充電器が設置されていますが、公共施設にはありません。
公共施設における充電インフラ整備の充実によって、市内のEV シフトを促進し、クリーンエネルギー自動車の普及促進、次世代を中心とした環境問題への意識醸成など、地域における脱炭素社会(ゼロカーボンシティ)の実現を図ることができると考えています。
本市は、Terra Motors株式会社の「Terra Charge」事業が、無料で導入可能な EV 充電インフラとして国内トップクラスであることを高く評価し、連携協定を締結しました。「Terra Charge」については、日本製でアフターメンテナンスにおいても部品供給に懸念が少ないこと、初期費用無料で導入が可能なこと、 24 時間 365 日対応のカスタマーサポートがあることなど、インフラとして安心して導入できる点が評価につながりました。
EV業界を牽引するTerra Chargeと、ふるさとの恵み豊かな環境を次世代 へ
近年の気候関連災害の激甚・頻発化は、地球温暖化が主な原因の一つであることから、2050 年カーボンニュートラルの実現は、いまを生きる私たちの社会的責務であり、一人一人が地球環境に強い危機感を持って取組を強化し、ふるさとの恵み豊かな環境を次世代に引き継いでいかなければなりません。
本市とTerra Motors株式会社は、このことを双方共通の課題として共有し、協働してEV充電インフラを展開していくことで、本市における脱炭素社会(ゼロカーボンシティ)の実現を図ります。
「Terra Charge」を展開する Terra Motors株式会社は、過去の実績から EV 充電インフラでイノベーションを起こそうとしています。世界に対して遅れている日本の EV 業界を牽引して業界をリードしていってもらいたいと期待しています。
【小郡市 概要】
アクセス良好で住みよい環境
小郡市は高速道路や 鉄道 の利便性が高く 、通勤、通学、休日のお出かけなどにも非常に便利なまちです。
また、西日本鉄道天神大牟田線沿線に広がる新興住宅地をはじめとする新たに開発された住宅地と、交通利便性が良いながらも自然に囲まれた昔ながらの集落が併存し、新旧が調和した街並みが広がっています。
伝統も感じられるまち
弥生時代の三沢遺跡や花立山古墳群をはじめとする数多くの遺跡や古墳が散在しており、日本書紀に「筑紫小郡」と記されています。筑前・筑後・肥前の境界に位置しており、太宰府にも近く古くから交通の要衡で、奈良時代には「御原郡衙 (小郡官衙)」が置かれました。江戸時代には「薩摩街道」「彦山道」などが松崎周辺を通過し宿場町として栄えました。
小郡市は「七夕の里」。市を南北に縦断する宝満川をはさんで、機織りの女神・織女神をまつる七夕神社(正式名称:媛社神社)と、犬飼神(=彦星)を合祀する稲吉老松神社があり、それがまるで天の川を挟んだ織姫と彦星の物語のようであることから、「七夕の里おごおり」として、まちづくりを行っています。そして、プロポーズにふさわしいロマンティックな場所として七夕神社、稲吉老松神社、小郡日吉神社を含む市内 7 か所が「恋人の聖地」に認定されました。
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